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zoom RSS UCLAの図書館で身分証の提示を拒否した学生、警察にスタンガンで複数回撃たれる

<<   作成日時 : 2006/12/03 08:26   >>

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最近ショックだったニュースはUCLAの図書館で、大学警察に身分証を見せろといわれた学生がそれを拒否したところ、図書館から出て行くように言われたものの、すみやかに出なかったため、警察官にスタンガン(英語ではTaeser gunという種類のものらしいです)で複数回にわたって撃たれ電気ショックを浴びました。

出るのを拒否したのか、出ようとしていたけどただのろのろしていると思われたのか、この辺の真偽はイマイチよく確認できません。

現場の生映像
http://www.youtube.com/watch?v=5g7zlJx9u2E

編集なしのたまたま撮られた生映像なので、臨場感があるようで、同時にややだらだら続くようにも見えてしまいます。

UCLAのキャンパスTVのニュース
http://www.youtube.com/watch?v=J9b9a2IPmUc

こっちのほうは説明があり、一般学生の声も入っていて、なかなかよくまとまっています。

その学生は、Mostafa Tabatabainejadさん、23歳のカリフォルニア大学ロスアンジェルス校(UCLA)4年生。アメリカで生まれたアメリカ人です。イラン系です。風貌が中近東風であることから、レイシャルプロファイリング(racial profiling)によって要注意人物として人種差別的にターゲットにされたのではないかと思って身分証の提示を拒否したそうです。

スタンガンで撃たれたのはムスタファさんが警察の命令に対して直ちに従わなかったからであろうと思われますが、コンピューターラボの中にたくさんいる学生の中から、ムスタファさんの

9・11以降アラブ系の人は、アメリカ国籍を持っていようとなかろうと、常に精神的にストレスを受けていると思います。アメリカの一般大衆、と一つにくくってはいけないのかもしれませんが、ほとんどの人は、知らない人を見てその風貌から白人、黒人、アジア人、中近東ぐらいにしか区別がつかないんじゃないかと思います。

ほとんどのアメリカ人にはアジア人の中で、韓国人、中国人、日本人の区別なんてつきません。そういう自分もつかないことがあります。日本人かどうかはたいていわかる、と思っていますが、それも話しているのを聞いたりしてたら「見た目」で判断してないし、「自分と同じ」かどうかを判断しているので、ちょっと違う話かもしれません。

昔アトランタに住んでいたころ、パキスタン系の友人がいました、その頃は米国の疾病予防管理センターという政府の研究所で働いていましたが、その後医学部に入って、今はどこかの病院でインターンをしている頃でしょう。彼も私も一人だったので、よく彼の友人、それって一人もんでしたが、よく映画を見に行ったり遊んでました。

彼は厳格ではないにしろイスラム教徒でしたが、それとは別に見た目は南西アジア系で、普通のアメリカ人には「危なく」見えるんじゃないかと9.11の後、半分冗談で言っていました。

店に入ったときに店員が目の端で一瞬緊張するのが感じられるとかそんなことも言っていたような気がします。

きっと、これは私の推察ですが、UCLAのムスタファさんも同じように、日々緊張し、ストレスを感じていたに違いないと思います。そして、何にも知らない白人(と決め付けるのはよくありませんね。。。)というか、そのような立場にない人にとっては、当事者の意識がなかなか理解できないと思います。「そんな風に見ている人がいてもほんの一部で、みんなが君を警戒していると思うのは考えすぎだよ」と言いたくなっているかもしれません。

夜に警察官が巡回して身分証の提示を求めることは通例的に行われていたことのようです。警察は通常業務をしていただけなのになぜ?と思っているのかもしれませんが、ムスタファさんにとってはやはり日常的に、見た目で判断されていることが、それ自体は小さな小さな瞬間で、何も具体的に不利益をこうむるようなものでなくても、チクチクとさされていたんじゃないかと思います。そして警察が彼を多くの学生の中から選らんでしまったことで、何かがぶちきれたのかもしれません。

警察は防犯のために、IDのチェックをすることは結構だし続けるべきですが、本当にランダムに、していたのでしょうか。彼の見た目が少しも彼を選ぶ理由に入らなかったとは言い切れないと思います。彼がIDの提示を拒否した以上規則として退室を求めることは正当だと思いますが、彼が攻撃的な態度になっても、スタンガンで複数回にわたってショックを与えることは不要だったのではないかと思われました。

しかし、実は自分も南西アジア、アラブ、中近東出身の人、アメリカ国籍があろうとなかろうと、一緒くたにして、自分の無知から何かしら偏見をもっていないのかといえばないとは言い切れないのではないかと反省すべきですね。

そして現在もムスタファさんのように、イスラム教徒だったり、アラブ系、南西アジア系だったりするだけで毎日小さな緊張にさらされている人に対して、そのことにほとんど無関心であるのは同じマイノリティーとして、また、人種、出身地によって第二次世界対戦中に隔離された歴史を持つ日系人の同胞として、甘んじてはいけない状態なのではないかと思いました。

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
こんなことがあったんですね。

状況の詳細が分からないなかで、どちらが正当なのかは判断できないですけど、外国にいるとこういうことは得てして起こりえますね。(今回の場合は、外見だけが外国人で、国籍はアメリカ人のようですが。)

外国にいるのだから、その国のルールに従わなければならないという理屈は分かりますけど、外国人だけに、万が一外国人のほうが正しくても、偏見が作用して、真実がうやむやになってしまう可能性もありますよね。

私も、空港でエクストラ・チェックを連続でされた時には、ちょっとイライラしてはっきり聞いてみました。

私:アジア人だからやるんでしょ?
空港職員:いや、そんなことはないよ。たまたまだよ。
私:でも、ほらここにいる人、皆白人じゃないじゃん。
空港職員:いや、たまたまだよ。

結局、何を聞いても、「偶然」とか、「公平にやっている」という答えしかかえってきませんでした。でも、それが真実なのかもしれないし、そうではないかもしれないし。

外国に住むということは、こういうことにもうまく対応していかないといけないんですね。
Kazz
2006/12/03 21:13
でも、今回のように、外見は外国人だけど、国籍はアメリカというような場合は、本当に複雑でしょうね。日本でも、同じようなことは起こっていそうですね。いじめの問題なんかにも、つながってそうな感じがします。

こういう問題を、日本語の学生と一緒に話し合ってみると、結構盛り上がりそうですよね。
Kazz
2006/12/03 21:13
>Kazzさん
どうもどうも、なんだか取り上げていただいてありがとうございます。空港でのセキュリティーチェック、ランダムだよっていうけど、ほんとうにランダムかっていうと微妙ですよね。直感的に信じにくいです。逆にわざわざランダム感を出すために、白人の品の良いおばあちゃんをチェックしてたりすることもありますよね。ちょっとやらせのような感じもします。・「今回のように、外見は外国人だけど、国籍はアメリカというような場合」というか彼は外見も国籍もアメリカ人なわけですよね。白人(じつは警官のエスニシティーがなにかは全員についてわかりません。LAなだけに白人だけでなくヒスパニックやアジア系も多いはずですもんね。)などの大多数の一般のアメリカ人にとって「異質」なことであることはそうですけどね。・おっしゃるとおりいじめの問題にもつながっているでしょうね。台湾の学生の意見にとても興味があります。ついでにはるさん(http://blog.drecom.jp/haru0923/)にも聞いて見たいような気もします。
ヒロシ
2006/12/04 13:26
>雪月さん
なるほど、台湾の小学校では子どもの四分の一は、(主に東南アジアからの?)外国人の子どもなんですね。それはずいぶん多いですね。それだけ多いと、マイノリティーというほど少なくもなくて「いじめ」のようなことはあまりないのでしょうか。・台湾の中でも出身地によって北部人と南部人、本省人と外省人など複雑にアイデンティティーがからみあっているのですね。勉強になります。
ヒロシ
2006/12/04 17:50
台湾人は非常に親切です。でも、東南アジア地方の人に対しても差別があります。外国籍の学生と労働者と花嫁も人種差別を受けることそうです。台湾新世代の若者が結婚してなく子供を生もうと思っていないから、今の小学校はもう 4人中 1 人は外国の花嫁が生むの子供です。東南アジアは台湾で移民するのがもうたくさんあります。
たくさんの事台湾の学生は知らない.彼等が東南が地方があった友達を接触していないですから。
私は東南島の国家の友達がある..彼等を相変わらず侮る。
警察は事件を虐めるもう心理学の実験は見ることを分析していた。警察になる人はますます厳しくて、ますます残虐だ 処罰は道理がい。これもはどうしてたくさんの小学校中学校先生は本来とても優し.いしかし.学生を処罰するのはますます厳しい。
台湾は単一の民族の国家..アメリカは多い種族と多く国家と多く信仰..だから衝突はくもきっと多いです
台湾の北部人と南部人の差別..本省人と外省人の差別は小さい台湾でにとても深刻です.
今の台湾人もいいです.欧米の外国人はいつも秀逸が思う今少くありません..
雪月
2006/12/05 09:50
私の初めて発表したコメントの文法の過まちがあります.私がいくつかの文字が落った直した。may i touble Prof. NLSW to delete the original comment? Thank you.^^
台湾現在は外国籍の花嫁と労働者の問題が比較的に深刻です . 交換留学生はとても人気があることです。 しかし、もし東南アジア国家の人が自分を離れたの国家は、たくさん日本に居住すれば、それから、人口は四分間の一になる日本人の血筋ではない ,彼等も日本の国民になりたいです ,日本人はどう思いますか?
教えていただけませんか?
雪月
2006/12/05 10:02
>ビロシさん:
お世界性の思考問題に提供した感謝します.
北部人と南部人の差別は政治の上顕現するにあります。血筋の上外省人は中国(mainland China)から、台湾に居住していますが、台湾が中国の領土のだべきだと思います .意識形態の差異をします。
もし ,一人はほかの国家が来た花嫁や学生、掛け布団のニュースがあって危険、全ての台湾に来る外国人が台湾について安全にあるできる人に感じ取らせるのが怖い .日本はきっとも同じと思いますげと.
アメリカの警察はアメリカ映画の中にたくさんの悪人がありました。
台湾の警察もとても良くない人ですよ。。(but,they are high paid by government)
台湾の子供は将来たくさんの混血の子供の問題だもですできます.
たくさん外国の花嫁が実は中国語は良くないから、自分に子供の中国語を話す教えることが出来ない、学校の生活が問題があります.
雪月
2006/12/05 10:24
>雪月さん
削除してほしいということでしたので、初めのコメントを削除しました。
ご質問は、「もし東南アジアの国からの人が日本に居住(移住?)して、人口の四分の一ぐらいになって、帰化して日本の国民になりたいと思うことについてどう思うか」ですね。これについて「日本人はどう思うか」ですか。んー、難しい問題ですね。私は日本人の代表でもないし、日本にいないし、一般的な世論がどうか実はよくわかりません。日本でも「ジャパゆきさん」ということばがはやったことがありました。日本の経済がもっとよかったころに、やはり東南アジアから女性が日本の特に農村などの過疎地域に結婚のために来日するということがニュースになりましたね。今はどうかなぁ。でも労働力不足も予想されているし、台湾の社会と共通した問題がありますね。
ヒロシ
2006/12/06 21:46
>ビロシさん
すみません。私に申し訳ないのはまだ正しい日本語センテンスを書くことができません。
私の意見も全台湾人の意見を代表することができません。
実は、教会の関係から、私は数年の生活がありました。外国の留学生と姉妹に似ていて同じ生活した。キリストが信仰する私たちに付かせる普通なクラスメートでの異なります。彼女は私に”クラスでクラスメートを人会課業の上援助してない”と言いました。
私たちの学校も外国学生は特別に特恵の待遇葉ありません。
外国先生の特恵の待遇はとてもありますよ。
一般に言うと大学の中の学生の権利は平等です。しかし、感情の上で、外国人は比較的に辛いです。
台湾出勤しに行って続いて学生になる人を希望しないのがたくさんだから労働力は本当にも足りない。
「ジャパゆきさん」は何ですか?
教えていただけませんか?
結婚するほしい女性はも足りありません。
雪月
2006/12/08 02:07
>雪月さん
外国からの学生がつらい思いをするのは世界共通のようですね。「ジャパゆきさん」は80年代頃よく使われた言葉です。昔、日本が貧しかったころ(19世紀後半?)、農村地域などから、場合によっては人身売買に近いかたちで外国に働きに行った女性を「からゆきさん」と呼んだそうです。今、逆に日本に自分の意思で、あるいは自分の意志ではなくて日本に働きに来る、おもに東南アジアからの女性を呼ぶ言葉です。ちょっと蔑称的で、偏見を生んでしまって、あまりいい言葉ではないかもしれません。
ヒロシ
2006/12/08 18:49

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