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zoom RSS 話題のドキュメンタリー映画「ジーザス・キャンプ」に見るアメリカ保守派にされる子供たち

<<   作成日時 : 2006/09/28 15:06   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 1 / コメント 10

98年からアメリカに住んでますが、最初の2年は中西部、次の1年は南部、ここ5年はNYにいます。NYは嫌なところもたくさんありますが(人が基本的に失礼、駅が夏は暑くて冬は寒い、教育費が高い!!!、家賃が高い、空気が汚い、5年たってもあいかわらずテロのターゲットらしい等など)、いいところもいろいろありますが、やっぱりリベラルってことです。自分を含めて外国人ばかりだし、人々の考え方が自由っていうか雑多で、人種や性的少数者に対するヘイトクライムをおこすような考え方が偏狭な人もいるけど、基本的に寛容さが高いほうだと思います。(まあ程度の差こそあれ、東&西海岸の大都市はそんな感じじゃないかと勝手に思って(願って?)いますが)。

ところが地理的な意味だけでなく、白人中層階級が多くて郊外が広がるMiddle Americaと呼ばれる地域(なお、中西部にあっても、アメリカ第3の都市シカゴはちょっと違いますし、大学都市マジソンなんかもややましなほうだと思います。
)では、あいかわらずというかなんというか、ブッシュ万歳、アメリカ万歳、キリスト教万歳そして、それ以外は悪魔という狭い考え方が広がってるんだよなぁ、まあ実際にはもっと複雑なんでしょうけど、そんな保守派が大多数なんだろうなぁと思ってしまわせる映画がこのジーザスキャンプです。(私は一般的にキリスト教に反対しているわけではありません。むしろキリスト教の博愛などの価値観に共感を覚えたりもします。何より、信教の自由が守られるべきだと思います。単なる理想かもしれませんが。)

アメリカでは夏休みが長い分、よく子供をキャンプに送るそうですが、中には、こういう宗教系のもあるわけです。このキャンプ「燃える子供たち(Kids on Fire)」という名前で、開かれている場所はノース・ダコタです。ノースダコタといえば、映画ファーゴを思い出しますね。ヤー。

このジーザスキャンプを主催しているのはベッキー・フィッシャーという女性牧師でYouTubeにちょっと彼女が信条を語るシーンがありましたが、かなりコワイです。イスラム原理主義者が子供たちを、彼らのキャンプに送ってイスラム教の聖戦(ジハードってやつですね)ために死んでもいいと思わせているんだから、自分たち(アメリカ人)も子供たちをキリスト教、ジーザスのために死んでもいいと思わせるくらいのことをしてもいいはずだと熱弁をふるっています。


それからこの映画についての新聞記事(METRO)によると、迷彩服を着て、顔にも迷彩を塗って、神の軍隊に入って戦争で戦い、アメリカをキリストのために取りもどそうと教えられるそうです。さらに、ブッシュの写真に向かって祈ったり、中絶反対(保守派の一つの政治的信条の柱ですね)のために子供にプラスチック製の胎児の模型を見せて、中絶反対派の裁判官の当選を祈らせたりしているそうです。ヤバイです。こわいです。神様ー。あれ?でもこのやばさ加減にアメリカ人も結構どうかと思う人が多いようです。

ABCのニュースのクリップ
のほうがまとまっていて見やすいかもしれません。


子供にとって良かれと思っても、宗教の排他性・熱狂を子供に押し付けるのはいかがなものかと思ってしまうのは私だけでしょうか。しかし同時に、子供に自分で考えなさいというのもそのなかで育ったら難しいでしょうけどねー。信仰は本来個人的なものじゃないかと思うんですが。。。。


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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
コワすぎです!((((;゚Д゚)))
英語わかんないですけど、ヤバイってことだけは伝わってきました。この子たちの将来が心配です。
doi
URL
2006/09/29 02:01
真っ白な子供のうちに刷りこまれるのは恐ろしいことですが、かといって日本のように宗教のタンクが空っぽに近い若者がたくさんいるとカルトに食い物にされがちですし。難しいところですね。
イスラム原理主義者はイスラムの中でもほんの一握りの特殊な人々。キリスト教におけるキリスト教至上主義??の人の割合のほうがうーんと多い気がします。自らの排他性に気づかない限りテロの標的になり続けるということに早く気づいて欲しいですね。
ACHI
URL
2006/09/29 02:18
Campという言葉に反応してしまいます。キャンプという閉ざされた空間と限られた時間の中で巧妙に仕組まれ計画されたトレーニングを受けると、こどもたちは簡単に染まってしまう。このツケは、子供達が成長して自分に気づいた時に、大きな精神的ショックとともに表れるのではないか。もし気づかなかったら、悪夢ですね。

こういうのを運営する奴らの独善性は「イスラム原理主義者」と同じだ。簡単に言えば、こいつら、キリストを利用して子供達を「キリスト原理主義者」にしようとしているだけじゃないか。これじゃあキリストが泣くよ。(苦笑)
asianimprov
2006/09/29 09:17
私は無宗教ですが、イスラム教でもキリスト教でも「神がのぞんでいる」だとか「神が許してくれる」だとか言って、自分で判断することを放棄してしまうところに一種の嫌悪感と恐怖感を覚えます。布教または改宗させることが「救う」ことだという発想も押し付けがましいと考えています。アメリカが、他の国を民主化して「あげる」という使命感に燃えて紛争を起こすのも、「余計なお世話なんじゃないの?」と思うんですが。
hanako
2006/09/29 12:58
>doiさん
やばいですよね、ほんとに。心配です。人を敵か味方か無理矢理二種類にしか分けて区別しないこの極端な考え、単純すぎて危険だと思います。このまま大人になるのかどうかわかりませんが、本来子供にとって信用すべき大人に刷り込まれるとどうなるのかコワイです。
ヒロシ
2006/09/29 17:59
>ACHIさん
確かに宗教のタンクが空っぽだとつけこまれますよね、摂理とかいろいろ。全然教えないのもよくないかもしれないですね。自分たちの状況を(少しでも)客観的に把握できるようになればいいですが、言うは易しきよしですね。
ヒロシ
2006/09/29 20:26
>asianimprovさん
独善といえば、この主催者も(一部の)イスラムキャンプに対抗してやってるんだって主張してました。それにすごいのは、この人はこの映画がキャンプに否定的捉えているとは思わずに、これぞいいパブリシティーだとばかりにいろいろなところで自分のキャンプの宣伝をしてまわっているそうです。
ヒロシ
2006/09/29 20:31
>hanakoさん
んー、そこなんですよね。宗教の「救い」はかなりの部分「ゆだねる」という責任回避の要素があると思いますね。それは、強力な癒しの「効果」があるものなんでしょうけど、微妙なところですね。それに、「他の国を民主化して「あげる」」ってのもやめてほしいですね。しかし、自分のことを考えてみると、日本語の学生にブログをやらせてるのは、「ほら、これいいよ。やってみようよ。」って半分、布教のような性質があるように思います。つねに自分の反省もしなくてはいけないかもしれません。
ヒロシ
2006/09/29 20:51
どの宗教でも信者であるかそうでないかなどの二項対立でしか考えられないっていうのは恐ろしいです。世の中グレーばっかりなのに。私が好きな北欧のメタル/ラップバンドのClawfingerの"Two Sides"曲の歌詞に"Two sides two sides to every story/two stories more makes four new ones to choose (中略)eight stories more now which one should you choose/now which one can you use"という部分があります。まさにその通りだと思います。親の宗教にしか触れられない子供たちはこの歌詞のような考えは知らずに成長するんでしょうね。あー、恐ろしい。
yukki
URL
2006/09/29 22:50
>yukkiさん
北欧メタルラップバンドですか。ご紹介、有難うございます。今度聞かせてください。。。。
ヒロシ
2006/09/30 15:39

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