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zoom RSS 太平洋戦争米国第100大隊の韓国系上官

<<   作成日時 : 2006/02/13 21:18   >>

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アジア系米国史などをよく書かれるasiaimprovさんの朝鮮戦争に参加した日系二世と日本語と言う記事で、日系二世が朝鮮戦争で韓国に行き、韓国兵と話すのに英語よりも日本語が役に立ったと言う話を読みました。へーと思ったのですが、それで思い出したのが、最近見たBeyond the barbed wireというアメリカの日系人部隊のドキュメンタリー映画のことです。(asianimprovさんの記事の写真はそのハワイ出身の第百大隊のものでした。)

その中で、初めて知ったことがいろいろあったのですが、その一つは彼ら日系兵の上官の一人は韓国系アメリカ人、キム大尉だったということです。着任し、その上官(おそらく白人)に挨拶に行くと、「君は今すぐ、他のところに配置されるように申請しておくよ」と言われたそうです。なぜならその上官が言うには「韓国人と日本人は一緒にいてもうまくやれないはずだから」。それを聞いてキム大尉は、「待ってください。私は着任したばかりで、まだ彼ら日系兵と一緒に何もしていません。それに私も彼らも同じアメリカ人です。何の問題があるのですか」と残留を希望し、問題なかったら残ってもいいと条件つきで残ることを許されたそうです。結局キム大尉はその指導力と人望の厚さから慕われ、また数々の業績も残したそうです。

日系兵というと第442連隊の映画、Go for brokeの中でも描かれていた白人の上官のように、初めはうまく行かないがだんだん打ち解けて絆を強めていき、同じ米国兵としての敬意を払うようになるというようなことがあるのかなと思っていましたが、実際には同じアジア系アメリカ人同士の絆もあったということのようです。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
トラックバックありがとうございます。
 日系二世の多くの母語は英語でした。帰米二世はバイリンガル。自分の両親とは日本語で、子供たちとは英語で話すという役割をしなければならなかった。
 一方、朝鮮半島では、日本語で学ぶことが強制され日本名を名乗らされた韓国朝鮮人の方々がいた。この双方が、戦場というギリギリの世界で出会った。・・と書くとロマンチックですが、実際は死との恐怖の日々だったんだろうと思います。韓国映画『ブラザー』は圧倒的でした。
 そういう状況の中で、日本語が=極めて皮肉な形とはいえ=日系人兵士と韓国軍兵士の共通言語として機能したことを知り、感慨のようなものを感じました。
asianimprov
2006/02/14 09:06
以下は補足の情報です−>ヒロシさん
 韓国系でありながら、日系二世部隊で活躍し、多くの兵士から尊敬された韓国系アメリカ人の金少尉(当時)が2005年12月29日お亡くなりになりました。享年86。キム氏はロサンゼルス生まれの韓国系二世。1941年に陸軍に入隊後、ジョージア州にあった歩兵士官候補生学校(Infantry Officer Candidate School)に入学。その後は「手違い」で日系部隊に配属されたものの、転属を望まず、そのまま日系兵士と共に闘った英雄でした。下士官として、無茶な命令を出す白人将校と日系人兵士との間に立って、たいへんなご苦労をされたそうです。
 キム少尉(その後大尉となり大佐まで昇進)は、Kimという名前を日系人だと間違えた米軍のミス(白人の理解なんてこの程度なんですね)で、日系部隊に下士官として配属されました。しかし、キム氏は「このままこの部隊にとどまりたい」と言い、欧州の激戦を経験され、多くの日系ベテランから尊敬された軍人でした。軍隊を去った後も、ボランティアとしてアジア系アメリカ人の地位向上などに尽くされたそうです。ご冥福をお祈りします。
asianimprov
2006/02/14 09:18
上の書き込みで内容が重複した部分がありました。すみません。(^^;)
asianimprov
2006/02/14 09:22
さすがasianimprovさん、ご存知でしたね。キム大佐はすごく最近なくなられていたんですね。映画の中でインタビューをしていたはかくしゃくとして元気そうだったんですがねぇ。元気なお姿をDVDに捉えることができてよかったなと思いました。ご冥福をお祈りします。
ヒロシ
2006/02/14 21:13
こんにちは〜asianimprovからとんできました。
先日ベテランの方たちから直接、いかにキム氏が素晴らしい人だったか、どれだけ自分たちが彼を尊敬していたかを聞くことができました。12月に亡くなられて1月にサンタモニカの教会で追悼式が行われた時には、全米から彼の式だけには参加しなくてはと大勢のベテランの方たちが参列されたそうです。毎月のように誰かのお葬式があるけれど、知った顔も少なくなってきているし、皆遠くまで行くのがしんどい年齢になってきているので、これほど大きなセレモニーはもう当分ないだろうとおっしゃっていました。
tom
2006/02/16 03:23
>tomさん
おお、すごいですね。物凄く貴重な証言をお聞きになったのですね。追悼式の様子も含めて歴史の記録のためにドキュメンタリーにしておきたかったと思う一方、それはでしゃばりで勝手な考えのようにも思います。。。
ヒロシ
2006/02/16 12:10
いや、でしゃばりじゃないですよ。記録に留める作業は必要です。アジア系アメリカではまずドキュメンタリー映画で素晴らしい作品が出てきました。日系ではSteven Okazakiの一連の映画やChizu & Emiko Omoriの"Rabbit in the Moon"等々はオスカーやエミー賞を受賞しました。他のアジア系でも多くの映画が制作されています。フィクションがそれに続いていますが、キム氏の話などは、格好の材料と思います。死んだ人が生きている人々をメモリアル・サービスに呼び寄せる。ジーンときますね。
asianimprov
2006/02/17 09:58
ほんとにジーンときますね。影響を受けすぎかもしれませんが、私はあの映画の中のインタビューを見ただけですが、キム氏のご遺族にお花でも送りたくなってしまいました。今NetflixでSteven Okazakiの作品があったので、登録しました。楽しみです。
ヒロシ
2006/02/17 16:47

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