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zoom RSS 映画を見てアメリカ史のお勉強:グローリー(1989) その2

<<   作成日時 : 2006/01/05 13:13   >>

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昨日の記事に続き、グローリーのお話です。

志願兵として集まった黒人兵はマサチューセッツ州の第54連隊として組織されます。
映画の中では触れていなかったのですが、ちょっと調べたら、黒人フレデリック・ダグラスの息子二人も入っていたという記述を見つけましたが、確認はできませんでした。

さて、入隊した彼らを待っていたのは厳しい訓練。
戦地に送られる前に鬼軍曹に鍛えられます。この辺は戦争映画の基本ですね。

しかし、訓練は別にして、軍の中で不平等な待遇が待ち受けています。例えば、軍服、ブーツなど必需品がなかなか支給されません。そこで、みんなを代表してマシュー・ブロドリックが鼻息荒く殴りこんで行き、ようやくもらえるようになったりというエピソードが出てきます。

また志願兵とはいえ軍に入ることで給与が支払われるのですが、当初の予定額よりも元奴隷だからという理由で減額されてしまいます。兵士たちは文句を言って、収拾つかないような状態になります。すると、それに対して「私もこんなことは認めない」とばかりに給与の小切手をびりびり破いて一緒に抗議しようとマシュー・ブロドリックが応えさらに団結を増していきます。しかし実際にはこの映画の中の最後よりもずっと後になるまでこの賃金格差は是正されなかったようです。

そしてついに戦線に送られた彼を待っていたものは、落胆させられるような状況でした。
兵士として送られたのに、実際の戦闘に関わることは許されず、土木作業などの労働力としてしか使われませんでした。皮肉なことにそれでは奴隷で何かの作業をさせられるいるのとあまり変わりません。

それだけでなく、マシュー・ブロドリックらは、小さな町を訪れては戦闘員がいないことを確認した上で、略奪し、家々を焼き払うように上官命じられ渋々従ったりもします。そうこうするうちに、彼らの士気も下がって来ます。

この屈辱的な扱いを受けていたときにマシューブロドリックの上官の上官役にBob Guntonが出ていました。モーガンフリーマンつながりの映画、「ショーシャンクの空の下に(The Shawshank Redemption)」で悪徳刑務所長をやっていたおっちゃんです。グローリーの中でも戦争を口実に下っ端に略奪を繰り返させて私腹を肥やす悪徳大将だったのがおかしかったです。

しかし、ついに実際の戦闘に関わることになり、犠牲者も出すもののそれなりに成果を上げ、上り調子になったところで、54連隊の名前を北軍知らしめることになる決戦を迎えます。ノースカロライナ州のチャールストン湾の防御の要所、モリス島にあった砦、フォートワグナーの戦いです。

「風とともに去りぬ」でアトランタが焼かれる1年ほど前のことでした。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
「グローリー」のことを考えていて、「モヒカン族の最後」という映画を思い出しました。ダニエル・デイ・ルイス主演の秀作でした。南北戦争ではなく英仏戦争を背景にした過酷な物語ですが、アメリカ映画が、白人=優秀で勇敢、原住民=無知で野蛮、という図式から少しは変わってきたことがわかります。でも、モヒカン族を演じるのは、ネイティブの俳優じゃなくて、白人スターのダニエル・デイ・ルイスなんだなぁ。デイ・ルイスは『マイ・レフト・フット』などで知られる素晴らしい俳優で、僕は好きですが。
asianimprov
2006/01/08 20:43
ダニエル・デイ・ルイスはギャングス・オブ・ニューヨークにも出てましたね。モヒカン族の最後は見ませんでしたが、妻は昔見に行ったそうです。英仏戦争というともっと時代がもどるのかな、今度見てみたいと思います。
ヒロシ
2006/01/10 02:13

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