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zoom RSS 日系人のルームメイト その2

<<   作成日時 : 2005/07/11 11:02   >>

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前回は、日系人のルームメイト、クリスと暮らし始めたという話でした。 その続き。

私の母のようにご心配の方に、もう一度書くが、
間取りは2ベッド2バスで、それぞれの部屋にトイレ・バスが独立して
ついているものだった。

これは、お互い時間を気にせずにシャワーを浴びたりできるし、
時間のない朝も待たずに用が済ませられるし、都合がよかった。

私は、クリスが日系4世とは言っても、アメリカ人だから、
異性のルームメイトがいても
きっとおおごとではないはずだろうと
思っていた。

ところが、そのうち、ウチの母と同じくらいに、
クリスのお父さんは娘が男のルームメイトと
住むことに反対だったらしいということを知った。

クリスがお父さんに新しいルームメイトは
日本人男性だと告げると、お父さんに
考え直すよう説得されたらしい。

いわく
 「男?結婚前の娘がそんな。。。
  しかも、日本人?んー、それは問題だ。
  クリス、お前はそのうち、料理を作らされて
  身の回りの世話などさせられるようになるぞ。
  そんなことになってからでは遅い!
  女のルームメイトはいないのか?」

それを聞いて、私は
  「んー、料理は適当に分け合ったりしているが、
 作らせてはいないし、あたってないな。
 それにしてもずいぶんと保守的なお父さんだ」
と思った。

実際私がクリスに世話になっていることと言えば
クリスの職場の同年代の連中と週末に一緒に
映画見に行ったりするぐらいだった。

クリスのお父さんは、どうしても心配なので、
サンクスギビング(感謝祭11月3週)にやってくるという。
お父さんは、日系3世でもう半分リタイヤして、時間はあるらしかった。

さて、ついにやってきた。
お父さんは、両親とも日系2世だったので
DNA的には日本人だった。
古希を回った彼は、どうみても日本のおじいちゃん
のようだった。

予想していたよりもおだやかで
特に私を攻め立てるような様子もなく
私はほっとしていた。

3人でご飯を食べる段にになり、
私がお父さんに何を飲むか聞いたところ、
帰ってきた答えは、
「ペプシ」。

「え゛。ご飯食べんのに、このおっちゃんはペプシ飲むのかい?
男のルームメイトはいかんという父親が
食事中にペプシってのはどうかな。」
とひどく驚いた覚えがある。

お父さんはペプシを飲みながら、
いろいろと昔の話もしてくれた。

それは、戦争中日系人だからという理由で
トランク一つだけの荷物を許され
キャンプに入れられて
隔離されたという話だった。

(続く)

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして♪シーラカンスさんのブログからこちらに来ました♪
とっても面白いお話♪アランパーカー監督の「愛と哀しみの旅路」(原題はわかりませんが、タムリン・トミタが主演だったかな?)に描かれた時代を生きた方のお話を聞けるんですね♪日本では出来ない事ですね。
私の生活とは全く違う世界、記事を読むのが楽しいです。またお邪魔します♪
ちく・・・♪ちく・・・♪
2005/07/12 10:34
>ちく・・・♪ちく・・・♪さん
どうも。
その映画は"Come see paradise"ですね。私も見ました。あんな世界ですね。
ヒロシ
2005/07/12 20:55
先日はコメントありがとうございました。クリスという名前は男性も女性もあり得るので、最初は男性だと思ってました。(笑)私には日系人の親戚が数家族いますが、普通のアメリカ人より保守的な気がします。収容所の経験者のほとんどは一世と二世で、三世は少なかったのです。でも、幼かったからこそ記憶に焼き付いているのかも。三世の詩人のローソン・イナダは収容所の記憶を基にした詩を書き続けていますしね。映画なら「ヒマラヤ杉に降る雪」も間接的に日系人の苦難の時代を描いていました。
asianimprov
2005/07/14 09:04
>asianimprovさん、
実はよくよく考えると、クリスのお父さんは3世ではなく、2世だったのかもという気もします。。。すみません、記憶がいい加減で。「ヒマラヤ〜」では被告となった男性の寡黙さが目立っていましたが、あの時代の日系人なら、今以上に自分を守るために無実を主張するよりは、黙り込んでお上にまかせる潔さともいうべきものをもっていたのかなと思わされました。
ヒロシ
2005/07/14 10:27

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