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zoom RSS プレースメントテストの季節

<<   作成日時 : 2008/08/29 05:25   >>

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トントン
軽いノックがして、居留守を使おうかと思ったが、気のない返事をしてみた。
ドアを開けて入ってきたのは、この時期大量発生するプレースメントテストについて質問のある学生。
英語で自己紹介して、握手をするために手を差し出してきた。

え、握手かよ。握手はまずいだろ、日本で初対面の人と握手をするなんて政治家じゃあるまいし。
一瞬戸惑ったが、雰囲気に飲まれてつい握手をしてしまった。
く、自分としたことが。。。

小さな敗北感を感じながら、学生の質問に答えた。

日本語のプレースメントテストを受けるぐらいだから少しは勉強しているはずで、こっちも英語で話しかけられても動揺せずに日本語で返して強引に日本語で話せばこうはならなかったはず。あるいは手を出されても握手なんてしたことがないような顔をして、「こんにちわ」と言って会釈でもしたらよかったかな。主導権を握られてしまった受身な自分が情けなくなった。でもきっとこんなことを思っているとは思っていないだろう学生君は、自分が持っていた疑問が解決してニコニコしながら帰って行った。

突然来たからな。まだ今学期の教えるモードに気持ちが向かってなかったからだ。
ドアを閉めながら自分に言い訳をした。

次は大丈夫。と自分に言い聞かせた。
さあ、来い。

次は来なかった。

さ、そろそろ帰るか。
その日はお客さんが来ることになっているから、それより前に帰ろうと思って片づけ始めたところに、いきなり次のがやってきた。いかん。何か考えながらドアを開けると、また英語だった。まあ、いい。少なくとも握手はしなかったし。それにしても質問が多い人だった。

「私は日本に数年住んで仕事していたし、話すのは得意なんです。読むのはちょっと。でも話すのに簡単すぎるレベルに入ったらチャレンジがないから嫌なんです。」とおっしゃる。
下手に日本に住んで、買い物などの日常生活に支障のないくらいの語学力、いわゆるサバイバルレベルの日本語がついているとものすごい自信になるらしい。まあしょうがない。自分も10ヶ月のホームステイを終わって帰ってきたときは、変な自信があった。でも今から思えば、せいぜいOPIの中の中か上レベルだった。

翌日、また一人やってきた。

「はじめまして。」
お、今度は日本語だ。握手の心配もない。

「私は日本語を2年勉強しました。漢字を500習いました。3年生に入れますか。」
ここまではよかったが、次の一言に凍った。
「お前はこの質問に答えられますか」

お前ってのは俺のことかい?と思わず突っ込みそうになったが、ぐっとこらえた。彼はまだ自分の学生じゃないし、
自分が聞き違えたのかもしれないし、そうじゃなくても彼としては精一杯リハーサルした上でのことだったんだろうし、きっと悪気はないんだから。

「さあ、わかりません。金曜日のプレースメントテストを受けてみてください。」
普通に答えておいた。

彼の疑問が全て解決したのか定かではなかったが、なんとなく晴れ晴れとした顔で、帰って行った。日本語で聞けたことに満足していたのかな。

そんなこんなでプレースメントテストの季節です。今のところ49人登録しています。登録しないでふらっと来る学生がいないといいんですが。。。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
49人ですか。すごいですね...。しっかし「お前」って(汗)。私だったらきれてるかも。ヒロシさんは温厚やなあ。
y
URL
2008/08/29 09:21
>yさん
温厚?鈍いだけかも。。。
ちなみに49人て偶然にも去年と一緒なんですよ。なんとなく恐いような。そっちは全員OPIするんですよね。そのほうが単純にインタビューの時間は絶対に長いはずで大変そう。ここから行った学生のプレースメントがどうなるかちょっと心配です。
ヒロシ
2008/08/29 17:21

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