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zoom RSS エッジシティー(edge city)郊外型都市。郊外から郊外への通勤

<<   作成日時 : 2006/10/23 04:24   >>

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エッジ・シティー(Edge City)という新しい言葉をインターネットの発展と社会への影響についての論文を読んでいて習いました。新しいといっても1991年からあるそうなので15年も経っているんですが。(汗)

エッジシティとは日本語のサイトで探すと

「旧市街地の周縁部に形成された都市が備えるべき機能を全て備えた新しい完結型の郊外都市」(サステイナブルなまちづくり Berkeley発 “まちづくり”って何だろう? by Hiro Sasaki氏

「米国における複合機能を有する多機能型郊外都市」
エッジシティ まちづくりブログ

ということになっています。

1991年にワシントン・ポスト紙(当時)のジョール・ガローが出した本「エッジシティ Edge City: Life on the New Frontier」という本から広まったそうです。

そのジョール・ガローの出した条件としては、以下の5つだそうです。
-オフィススペースが5百万平方フィート(465,000 平方メートル)以上あること
-小売店舗スペースが60万平方フィート(56,000 平方メートル)以上あること
-住宅よりも職場の存在が大きいこと
-一つの場所として多くの人が認識していること
-1960年ごろはまったく都市の様相は呈してしなかったこと。

ようは、ハイウェイとインターネット等通信手段によって古くからある市街地から抜け出し郊外にオフィススペースがあって、多くの場合中層の建物が中心となっているところということらしいです。


Wikipedia
には、地域別にエッジシティーができた近くの大都市として以下の街が上げられています。(つまりこれらがエッジシティーなんではなくて、これらの街を旧市街地として、その周りの郊外にできた都市がエッジシティーということらしいです。)

東部:フィラデルフィア(ペンシルバニア州)、ワシントンDC、バルチモア(メリーランド州)
東南部:アトランタ(ジョージア州)、シャーロット(ノースカロライナ州)、マイアミ(フロリダ州)
中西部:シカゴ(イリノイ州)、デトロイト(ミシガン州)、インディアナポリス(インディアナ州)、ミルウォーキー(ウィスコンシン州)、セントルイス(ミズーリ州)
西部:LA(カリフォルニア州)、サンフランシスコ(カリフォルニア州)、シアトル(ワシントン州)、デンバー(コロラド州)
西南部:ダラス・フォートワース(テキサス州)、ヒューストン(テキサス州)

フィラデルフィアを除いて、あまり古くからある東海岸の都市はあまりありませんね。

この中でなじみのあるアトランタについてみると、バックヘッド(Buckhead)、マリエッタ(Marietta-Cobb County)、グウィネット(Gwinnett)、サンディースプリングス・ダンウディー(Sandy Springs/Dunwoody)が上げられています。

このうちバックヘッドはアトランタ市内なんですが、昔からあるダウンタウンからはずっと離れていて、いわゆるミッドタウンも通り越して、それこそ昔のアトランタの「郊外」であったところ、今は遊びに行く繁華街の要素もありつつ、少し外れには大邸宅が並ぶ面白いところです。

それ以外のマリエッタなどは、アトランタを囲むインターステートハイウェイーの環状線(I-285)の外側です。確かにそこいらは60年代にはものすごく田舎な所だったに違いないと思います。あ、ちなみにジュリア・ロバーツの出身地もアトランタ郊外のスマーナ(Smyrna)ってところですが、エッジシティーにはなってないのかな。

アトランタは公共交通機関は、電車もあるし、バスもあるし、結構発達しているほうだとは思いますが、それでも毎朝の渋滞はものすごいです。当時の同僚も毎朝暗いうちに起きて、交通情報をラジオでチェックして事故などの渋滞情報を聞くのが最初の仕事だと言っていたような気がします。その渋滞は郊外から市街地への一方的な流ればかりでなく、エッジシティーの周りでは、郊外から郊外への流れもあるのでしょうね。

それを裏付けるように、最近新聞で読んだ記事によると、Transportation Research Board による調査「アメリカの通勤"Commuting in America"」にも郊外から市内へよりも郊外から郊外への移動のほうが多くなっていると取れる表現が使われていました。
雇用者は、郊外にいる技術度の高い労働者に近くなるために、市内を抜け出していることで、通勤の目的地としては、郊外がその大半を占めるようになった。
As more employers move out of cities to be closer to skilled suburban workers, the suburbs now account for the majority of job destinations.

ほんとですかいとちょっと驚きました。

わかったことの例としては他にこんなことがあったそうです。
-1990年から2000年にかけて、一人で運転して通勤する人は1300万人増えた。
(おそらくそれまでは、郊外→都市型通勤が多く一緒に乗ってくシェアライドのようなことができたから?)
-1時間以上通勤にかけるひとは1990年からほぼ50%増えた。
(さらなる郊外の広がりにより、目的地までの時間が増えた?あるいは郊外から別の郊外へ市街地を抜けて通勤するような人が増えた?郊外から郊外への通勤を受け入れるだけのキャパシティーがない道路のせいで、距離は長くなくても時間がかかるようになった人が増えた?)

ところで、日本では1時間の通勤は都市部では珍しくないと思いますが、一人で移動していても、他の人となんとなく「一緒にいる」感覚はありますが、車で一人で1時間移動するとなると、孤立感がもっと強いのかもしれないなぁと思います。

そして長くなる通勤時間に伴ってか、ここ数年ロードレイジ(road rage)、つまり運転中に割り込まれたりしたときにイライラから突然怒りが爆発し、他のドライバーに対して敵対的に行動することが言われています。ま、日本でもありますけどね。

贅沢にも徒歩通勤の私の想像でした。それでも娘の学校を考えるとまた頭が痛くなるんですが、、、、

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NY周辺でもエッジシティー化?郊外からNYよりも郊外から郊外客の増加
NYの郊外からの通勤手段としては、ロングアイランドならロングアイランドレールロード(LIRR)そして、NYアップステート、ウェストチェスター郡、コネチカットからならメトロノースということになってます。メトロノースの終着駅はイーストサイドのグランド・セントラル駅です。 ...続きを見る
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2006/10/31 15:43

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
「エッジ・シティー」といえばDonald Fagen"The Nightfly"は、彼の育ったエッジ・シティー(ニュー・ジャージー州)での思い出をコンセプトにしたアルバムでした。ただ、このアルバムが出たのは1982年なので、上記の説明は、フェイゲンが後から補足したものでしょうね。New FrontierとかMaxineとか、エッジ・シティーらしい曲だなぁと思います。
asianimprov
2006/10/23 18:47
ヒロシさん、徒歩通勤なのですね、羨ましい限りです。私は高速100キロを使って30分ですがかなり神経を使います。音楽を聴いたりプライベートな空間を確保できるのはいいですけどね^^
rui
URL
2006/10/23 19:17
遠いところに通勤すると早く起きないといけないのが辛いですよね〜。
ヒロシさん徒歩通勤だなんて。
近いし健康にもいいし、いいですね!!
みーこ
2006/10/23 23:00
エッジシティーという言い方を初めて知りました。勉強になりまーす。

ニューヨークなどの大都市のまわりにはエッジシティーがないということは、つまり1960年頃までに既にサバーバンができあがっていたので、この定義に当てはまらないということですか?でも、SFやLAなどは入っているのですね・・・ここは1960年には大都市になっていたはずですよね・・・

「1990年から2000年にかけて、一人で運転して通勤する人は1300万人増えた。」というのは、単純に、駐車スペースのあるエッジシティーに勤務先が移ったためではないですか?誰でも、シェアするよりも一人で運転できるほうが便利でいいでしょうし、電車・バス通勤ができないケースが多いだろうし。
yumi
2006/10/24 13:06
>asianimprovさん
リービ英雄はニュージャージーを川を挟んだNYとの対比で、埼玉にたとえましたが、じつはDonald Fagenの育ったところもエッジシティーかも知れませんね。アルバムもってないのですが、そのうち探して聞いてみたいと思います。
ヒロシ
2006/10/24 18:28
>ruiさん
30分ぐらいなら車でもそんなにつらくないですね。アトランタのときは、ノコノコいって車で15分ぐらいだったんですが、ラジオを聞くきっかけになってよかったです。今はほとんど聞かなくなりました。。。
ヒロシ
2006/10/24 18:30
>みーこさん
そうなんですよー、徒歩通勤なんです。娘の送り迎えがあるので、時々30分以上かかりますが。。。
ヒロシ
2006/10/24 18:33
>yumiさん
1960年代というのはそのエッジシティが現在あるところについてのことです。エッジシティーのそばにある都市圏のことじゃないんです。。。わかりにくくて済みません。「駐車スペースのあるエッジシティーに勤務先が移ったため」はその通りかもしれません。ついでにいうと、二人以上乗った車だけ通行可能なHOV(High Occupation Vehicle)Laneの利用と関係ないエッジシティーへの通勤が増えたからかもしれません。といってもHOVLaneがどれほど一人乗り防止に役立っていたか不明なので、どれだけ影響があるかわかりませんが。。。。
ヒロシ
2006/10/24 18:38
ヒロシさん。私の日本語も不明瞭だったようです。つまり、1960年ごろに既に、NYだけでなくLAとSFもサバーバンのある大都会に発達していたのだと仮定します(私の勝手な仮定ですが)だとしたら、どうして、現在、NY近辺にはエッジシティーがなく、後者の周辺には存在すると定義されるのかなー、とう疑問だったのです。ということは、つまり、私の仮定が間違っていると言うことですよね(?)
yumi
2006/10/25 10:31
>yumiさん
んーとですねー。もう一度挑戦します。yumiさんの過程は間違っていないと思います。NYもLA,SFも1960年頃大都会だったはずですから。LAのそばのアーバインはその頃でき始まったらしいので、まだ都市じゃなかったんです(恐らく)。アーバインは今エッジシティーです。「1960年頃に都会じゃなかった」のは「今エッジシティーになっているところ」です。「今エッジシティーになっているところのそばのもっと昔からある都会」のことではありません。。。。いかがでしょうか。
ヒロシ
2006/10/26 15:40
どーも、丁寧に再度の挑戦ありがとう。私もエッジシティーの定義はよく理解しています。ただ単に、ふと、NYとその他の大都市の周辺における新都市形成過程の違いに興味がわいて、聞いてみただけです。ありがとう。
yumi
2006/10/27 04:27
>yumiさん
私もNYなどの東海岸の古くからある大都市のそばにないのは不思議だなと思います。。。
ヒロシ
2006/10/27 15:28

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