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zoom RSS 北米語学教育マーケットの大きさの違い:フランス語vs日本語

<<   作成日時 : 2006/09/11 21:08   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 9

先週末はずっと音声ファイルの編集で図書館にこもっていなければいかなかったのですが、今週末は少し普通のことをしました。子供を預けているナーサリースクール/デイケア(幼稚園的要素も保育園的要素もあるので、いまだに日本語でなんと呼んだらいいか悩むのですが)の娘の友達の誕生日パーティーがあって家族三人で行ってきました。

セントラルパークの106丁目とセントラルパークウェストの階段を登ってちょっと入ったところですが、セントラルパークの中でもNY6年目にして初めて行くところでした。奥まっていて、静かで、セントラルパークというかマンハッタン特有のごつごつした岩のむき出し部分もあまりなく、なかなかいいところでした。

子供たちが遊んでいる間、そこに来ていた子供のお父さんと少し話をしました。彼はフランスから来たフランス人で、なんと私と同業者、ニューヨークにある別の私立大でフランス語を教えています。教科書の話しになって、日本語とメジャーな外国語の違いを感じさせられました。彼によると、その教科書は映画がもとになっていて、学習者はDVDで映画のクリップを見て勉強するそうです。といっても本当の映画じゃないですが、教材にありがちなわざとらしさはあまりなく、フランス人の俳優が出てきてちゃんとストーリーの流れに沿って話す内容が高度になっていき、内容も具体的な日常レベルのものから、抽象度高いことへ移行していくものらしいです。

主人公は、ジャーナリストで、なにか戦争のときに、自分の祖父がドイツ(軍)協力者だったのか、抑圧された犠牲者だったのか、なにかその辺を探ろうとして模索するというような話のようです。

DVDの映画がもとって、すごい話です。出版社もメジャーなところだし、やはり教科書の予算の規模が違います。

フランス語は今でこそスペイン語についで2位ですが、長いこと北米ではもっとも学習される外国語でした。Modern Language Association (MLA)の2002年の統計では、日本語を取る学習者の数とは文字通り桁違いです。日本語を勉強する大学生は、52,238人だったのに対し、フランス語は201,979人でした。約4倍も多いです。そして、この統計は高校は入っていませんから、高校も入れるともっとずっと多いでしょう。

マーケットが大きい分、競争もあるんでしょうが、それでもよりいいものを出すためにものすごいお金が投入されて、教材が開発されているんだろうなぁ。その教科書は結構高くて、1セットは200ドル(3万4千円)ぐらいするそうですが、学生は喜んで勉強していると言っていました。実は遠い昔に私もフランス語を勉強したんですが、その話を聞いてまた勉強してみたくなりました。

ところで、日本語は、最近では中国語に追い上げられつつあります。米国の安全保障の面からも、経済の面からも中国語が伸びてるんだと思います。教材がすべてじゃないですが、やっぱり学生がそれなりになっとくいかないといけないんだろうなぁと思います。

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コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
フランス語ってそんなに人気だったんですか。知りませんでした。。。でもそう言えば学生時代の友人もフラ語経験者が多かったかなー。それにしても日本語学習者の4倍ってすごいですね。。。。頑張れ、日本語!
ruri
2006/09/12 12:35
私はフランス語に憧れて第二外国語をフランス語にしたけど、大学の事情で、工学部はみんなドイツ語が第二外国語でした。
(工学部は2年次に別のキャンパスに移るんだけど、そちらではフランス語や中国語の講義がないため、もし単位を落としたら本学までこないといけないから・・・)
だから英語→ドイツ語→フランス語→中国語でした。
中国語に関しては先輩が「これからは中国の時代だ!!」って言って、中国語を選んでました。
みーこ
2006/09/12 15:09
アメリカの大学院で第二言語習得のクラスを取っていた時、教授が「お金持ちになりたいんだったら、ESLかスペイン語の教科書を書くことね」と真顔で言っていたのを思い出しました。中国語で解説があるESLの教科書なんていうのも、北京オリンピックに向けて爆発的に売れそうです。(今すぐに出版すれば…の話ですが)ちなみに私が教えている大学では、なんと日本語履修者がスペイン語履修者に次いで多いです。世界的には弱小言語のはずなんですが、うちの学生にはオタクが多いのでしょうか…。
hanako
2006/09/13 00:53
>ruriさん
まあ、基本的には日本語はマイナーなほうですね。なんといっても印欧語のほうが英語母語話者には習いやすいし。これでも増えてきたほうだと思いますが、中国語に押されてますね。継承語(Heritage Language)として中国語を勉強する人はものすごく多い一方、日系はそんなに多くないし、なんと言っても経済にまさる動機はないみたいです。そんなんでも、アジアの言語が学ばれるのは歓迎するべきことだと思っています。
ヒロシ
2006/09/13 06:17
こればっかりは、本当にどうしようもないですよね。悪循環というか、何というか。
仕事探しをしていた時も感じましたけど、アジア言語をオファーしていない学校なんかは、今じゃ中国語を先に立ち上げたいと思っているみたいですね。3校ぐらいそういう所がありました。
Kazz
URL
2006/09/13 12:00
>みーこさん、
そういえば、私が学生のときも「やっぱり中国語が来るよね」って言って中国語とる人が結構いたような気がします。って同世代と勝手に思ってますが。。。そのキャンパスが移るってのは大変でしょうね。

>hanakoさん
日本語がスペイン語についで多いなんて珍しいですね。やっぱりおたくの学校はオタクが、って思わずオヤジなことを言ってみたくなりました。教科書産業ってのもESLやスペイン語は全然違いますよね。競争もそれだけあるんでしょうけどね。
ヒロシ
2006/09/13 21:05
>Kazzさん
おお、そうでしたか。世の中の流れには、やはりある程度流されますね。そういえば、8月の学会でも中等教育で日本語をやめて中国語に乗り換える学校が増えているって言ってました。
ヒロシ
2006/09/13 21:08
スペイン語なんてきっとフランスに比べるとまた桁違いなんでしょうね、、、学習者がどうして日本語をとっているのか、どんなところで喜んでいるのか、困っているのかなど、私が分からないことは五万とあります。母語で(といっても英語しか分かりませんけど)どんどんブログに書いてもらおうと思っています。そのプロジェクトのことを今日、学生に話そうと思っています!
しんじ
2006/09/14 21:31
>しんじさん
スペイン語は同じ統計によると2002年に74.6万人とフランス語の3.7倍となっています。どっちにしろ多いですね。一年生の英語のブログ、どうなるか楽しみですね。
ヒロシ
2006/09/15 22:53

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