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<<   作成日時 : 2006/05/21 22:12   >>

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ニューヨークでもっとも勇敢な人(New York's bravest)という枕詞(ちょっと違うか)で表されるのは、FDNY(Fire Department New York)の人、つまり消防士です。ときどき、近所のスーパー、Fairwayで制服着たままみんなで買い物しています。彼らは突然出動命令が来ても大丈夫なように、食材の買出しも団体行動することになっているそうです。制服のせいかもしれないけど、みんななかなかいい男です。

しかし、前から思っていましたが、見るのはほとんど白人です。どっかの田舎なら住民人口の人種比に連動して、そんなこともありえますが、ニューヨークでなんでこんなにまっしろなのかなと前からちょっと疑問でした。

最近のニュースでFDNYがもっとマイノリティーや女性を採用し、ダイバーシティーを上げるために必死になっているらしいというのを読みました。(Metro 5/9/2006)

1991年から2001年の新規採用者のうち、マイノリティー及び女性は6.6%だったのが、今年については21.8%とだいぶ改善が見られる

8月の採用試験に向けて、予算百万ドルをつけて、出版物、ラジオ、テレビ、駅・バス停のポスター広告を打つ予定だそうです。人事課採用担当も増員し、広報活動を充実させているそうです。

NYPDと比較すると、FDNYの不均衡な「白さ」がわかります。
画像
 
(人口指標はFH通信さんこの記事に詳しいです。)
ニューヨークでは白人はマイノリティーで、65%が有色人種だと言われているのに、FDNYの白人率は不自然に高いですね。FDNYはアイリッシュ系が多くて、ある程度どの職業でも、親を見て子が継ぐということがありえますが、そんなアイリッシュ系の消防一家がたくさんあるからでしょうかね。

それにしてもFDNYの中で働くマイノリティー人種にとっても、働きづらいだろうし、助けられる側の住民にとっても、究極的にはそんなこと言っていられない状況になるのでしょうが、やっぱり住民の人種比に近いほうがいいのかなと思います。

女性に関しては、1982年の登用開始時にいた41人から現在は33人とかなり減っています。身体的に求められるものが高いし、危険な職場には違いないのでそんなに女性を無理して入れる必要があるとは思えませんが、希望しているのに落とされる人がどのくらいいるのかを調べてもいいかもしれません。

記事によると、FDNYはミリタリー出身者など、規律(discipline), 命令系統(chain of command), チームワークが何たるやを理解している候補者を中心に採用しているから、そんな風に「扱いやすい」人というのが、社会的に優勢な「白人男性」ということなのでしょうか。んーよくわかりません。

いずれにせよ、ニューヨークで万が一、火事にあって911に連絡しても来るのは9割白人ってことです。ちゃんと助けてくれれば何系でもいいですけどね。
今の状況が今後どう「改善」されるのか注目したいです。

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NY清掃局の歴史展:Robin Nagle(NYU)のNY清掃局博物館の夢
ニューヨークで一番勇敢(New York's bravest)なのは消防士、一番fine(日本語でうまくいえない気がします)なのは警官、でも一番強い(New York's strongest)のは清掃局の人ということになっています。 ...続きを見る
もっと学ぼうニッポン:ブログ時代の日本語...
2007/12/19 21:18

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ご指摘の通り、FDNYの白人消防士の中のかなりの部分はアイルランド系でしょう。映画『バックドラフト』を見てもわかるように、消防士になるのはアイリッシュの男にとって「誇り」みたいなもののようです。この映画では、主人公の兄が殉職した後、バグパイプに先導されて行進する葬式がありますが、これもアイルランド〜スコットランドを感じさせます。『バックドラフト』は推理ドラマですが、火事の危険性と消防士一家の愛憎を描いていて、なかなか重厚でした。なんと、脇役でロバート・デ・ニーロが出演しています。ヒロシさんなら既に見ておられるとは思いますが、蛇足なコメントまで・・
asianimprov
2006/05/25 13:16
>asianimprovさん
バックドラフトはずいぶん前に見たのでほとんど記憶にないですけど、やっぱりアイリッシュでしたか。でもそういえば、NYPDの殉職の時もバグパイプがでてきたような、私の大学もその昔、キングスカレッジと言ったぐらいでイギリスの伝統が少し残っているのかなんだかわかりませんが、卒業式の初めにバグパイパーが出てきました。あれはなんだったのかなぁ。
ヒロシ
2006/05/25 21:40

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