もっと学ぼうニッポン:ブログ時代の日本語学習

アクセスカウンタ

zoom RSS OPIという会話能力試験のテスターへの修行

<<   作成日時 : 2005/10/06 15:05   >>

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 4 / コメント 5

外国語が「片言しか話せない」ってどんなレベルでしょうか。
あるいは、「ペラペラ話せる」というのはどんなレベルでしょうか。
「ネイティブ並に話せる」ってのもありますね。

それに答えを与えうるのが、OPI(Oral Proficiency Interview)という会話能力テストです。
名前が英語なことから推察されるとおり、英語圏で開発されましたが、日本語も含めて
20ヶ国語ぐらいの外国語で使われているそうです。

OPIを開発したのはアクトフル(ACTFL:The American Council on the Teaching of Foreign Languages(全米外国語教育協会))という団体です。会員は1万人ぐらいいるらしいです。

プロフィシエンシーということばは、一般的な能力を指しますが、OPIでは
「外国語を話して何ができるか」というタスク遂行能力を大きな柱として
考えています。タスクとしては、日常的なもの(中級:買い物をする、予約を取るなど)から
より複雑な状況のもの(上級:理由を説明して購入したものを返品する、事故について
報告し、指示を仰ぐ等)、さらに超級の意見を述べる、反論する、仮説を立てるという
ものへと連なっています。

そのほかに、もちろん文法などの正確さや、話題・場面、テキストの型(単語だけで話すか、
文が作れるか、段落が作れるか、いくつも段落を組み合わせた構成ができるか)、
超級の場合は、抽象度が高い話もできるとか、異なるスピーチレベル(敬語、
親しいもの同士の普通体<「これ食べる?」「うん食べるよ。」のようなの>の
話し方)も扱えなくてはいけないことなどが関わってきます。

OPIはテストですが、日本語教育に与える影響はいろいろあり、一言では言えません。
OPIの認定テスターになるためにはまずワークショップを受けなくてはいけません。
その後、練習版、認定版の実際のインタビューを録音して提出しなくてはいけません。

自分の訓練というか研鑽の為に受けよう受けようと思っていたワークショップですが、
いつも学期中で授業を休めないなど、いろいろな事情で受けられませんでした。

ついに5年越しの夢かなって今年の5月にそのワークショップを受けました。
まる4日間9時から5時までの密度の濃いものでした。しかも学期末の
試験期間中にあり、その上小さな学会の直前でそこで自分も発表させていただいた
のでスケジュール的には本当にきつかったです。

しかし、ワークショップはとても勉強になりました。
知恵熱を出しても、消化しきれないくらいでした。

その後今度は、10レベルある級(初級下、初級中、初級上、中級下、中級中、中級上
上級下、上級中、上級上、超級)の八つのレベルと判定されるインタビューを録って
送らなくてはいけません。これがなかなか大変でした。

この人はこのぐらいかなと思っても、やってみるとちょっと違ったり、なかなか欲しい
レベルの人が見つからなかったりしました。

先日ようやく練習版のテープを8本送りました。早速私のトレーナーの先生が聞いてくださり
コメントを送ってくださいました。失敗したテープもありました。
次回は認定版です。また録らなくてはいけません。
締め切りは2月初めですが、またあっという間に時間がなくなるだろうから
今から肝に命じて少しずつ録りためようと思います。。。。

人気blogランキングに登録中。クリックお願いします。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ナイス

トラックバック(4件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
自分の声を聞くこと
 以前JSL児童の実態について調査する仕事を請け負って愛知に行ったことがあります。その時インタビューも行いましたが、今日報告書を書くためにやっと聞いてみました。過去のログ 感想は… 挫折orz(←流行っているみたいですね)…自分の日本語がこんなに下手だとは…... ...続きを見る
Megasmileの日記
2005/10/08 01:53
SLRF Vivian Cook 基調講演 外国語を学ぶことはプラス
ティーチャーズカレッジでSLRFという第二言語習得(人はどうやって母語以外の言語を学ぶか)についての学会が開催されています。 初めの基調講演のことについて書きます。 ...続きを見る
もっと学ぼうニッポン:ブログ時代の日本語...
2005/10/10 04:16
子供のコミュニケーション能力:国語教育を外国語教育から考える
以前に別の記事で、子供のコミュニケーション能力について、国語教育でもこのアクトフルのガイドラインを参考にして、段階的にスキルを伸ばして行くことを検討するのはどうかということを書きました。 ...続きを見る
もっと学ぼうニッポン:ブログ時代の日本語...
2005/11/11 12:00
書き込み中
いよいよ 中四国OPIテスター研修会(第8回) 最後のレポートです。&amp;#63903; ...続きを見る
It's SHOWTIME !!
2006/02/03 15:35

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
ACTFLにOPIというものがありましたか。なかなか難しそうですね。そこに日本語版があるということは日本語が母語ではない学習者を対象に日本語の能力をテストする試験があるということでしょうか。もし本当にそのようなものがあれば一度は受けてみたいですね。英語ならきっと初級でとどまると思いますので、受ける気がありませんが…
Megasmile
2005/10/06 21:34
そうですよ。日本語の会話能力を測るテストです。日本では必ず夏と冬にアルクでしています。冬は12月のクリスマスのころだと思いますけど、事前にインタビューを受けるボランティアとして参加したいと言えば体験できるかもしれませんよ。多分一回のワークショップで20人ぐらい日本語学習者が必要になるはずですから。Megasmileさんは、んー話したことがないから分かりませんけど、かなり上のほうだと思いますよ。
ヒロシ
2005/10/07 04:46
テストを実際に見たり経験したりしたことはないのですが、本物のテスターの先生がテストの実際をやってみられたビデオを見たことがあります。
テストを受けていた学習者は韓国の大学生で、私が一瞬ぱっと見た限りでは流暢に話していて、上級の人だなーと思いました。でもOPIをしてみると、子どもと話す時に子ども言葉が難しかったりとか、年配の方と話す時の敬語が多少おぼつかなかったりして、「惜しくも中級(の上だったかな?)ですね」と判断されていたので、私の単なる印象ではまだまだダメだなーと思いました。(^_^;)
テスターになるためにはたくさんテープに録って認定してもらわなければならないんですね。むむむ、大変そうですけど、いつか私も挑戦してみたいです。

>Megasmileさん
私の印象では、かなりいけると思うけど。相手・場面によって使い分けるのは問題ないだろうし、反論・仮説とかも論文書いたりしていつも練習してるもんねえ。とはいえ、私の印象は頼りないので(^_^;)、ぜひ受けてみてください。超級行けー!
おい
2005/10/07 18:40
>おいさん
そうですね。印象ってのは難しいもので、実際テストしながら、「ええ、ああそうですか。へー」と興味がありそうに相槌も打たなきゃならないし、なおかつそのあとどうやって質問するか考えなくちゃいけないし大変です。テストをしながら「このレベルかな」と思ってやってみて、あとでテープを聞くと「あれー」と思うこともあるし。それから、自分が教えている学生はだめですね。恩情があるからか自分の「印象」としてはもっと上に思ってしまいがちなんですよね。・子供相手に話す普通体(カジュアルスピーチ)ってのも難しいですよね。OPIインタビューを文字化した資料にKYコーパスというがあるんですが、そのなかにひとり、自分の子供をいじめていたよそのうちの子に諭している人がいるんですけど、自分よりもうまいんじゃないかと思ってしまう人がいました。子供相手じゃなくても、親しい友人相手でもいいんですけどね。Megasmileさんは敬語もできそうだし、普通体でもよく書いているし、意見を述べたりしているし、かなり行けそうですよね。
ヒロシ
2005/10/07 19:33
ヒロシさん
 今日、愛知でインタビューした音声を録音したのを報告書を書くために改めて聞いてみました。かなり緊張していたし、実際インタビューをするのは初めてでしたので慣れなかったせいか全然ダメでした。同じことを何回も繰り返して聞いたり、敬語の使い方が間違っていたりして我ながら恥ずかしいと思いました。超級はまだ無理だと思います:)

(掲示板のように使ってすみません)
おいさん
 私いけると思います?いや…師匠のおっしゃることに頼りがないはずはないと思いますけど、まだまだですよ。だから師匠のご指導を続けて受けたいと思います:)ヨロシク!
Megasmile
2005/10/08 00:55

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
OPIという会話能力試験のテスターへの修行 もっと学ぼうニッポン:ブログ時代の日本語学習/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる