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zoom RSS 米国有識者:日本は信頼できるが、アジア地域の最重要国かどうかというと。。。

<<   作成日時 : 2005/09/29 00:16   >>

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週刊NY生活の記事で「有識者の対日意識「パートナー」かげり」というのがありました。

その記事では、外務省が1960年からアメリカで実施している対日世論調査(18歳以上の米国民1500人(一般人)、米国の政界・経済界・学識者254人(有識者)、電話調査、2005年2-3月実施)の結果について報告していました。(元記事:外務省:米国における対日世論調査

その調査によると米国の有識者がアジアの最重要パートナーとして「日本」を挙げる割合が前年比17ポイント減の48%に急落し、変わりに「中国」が14ポイント増の38%に急増したそうです。

一般人の場合は、日本を選んだ人が48%、中国を選んだ人が25%だったそうです。

一方、一般人に日本での信頼度を聞くと「信頼できる」という回答が72%と過去最高に
なったそうです。ちなみに有識者の場合は90%でした。

日本は、有識者、一般人とも最重要国として選ばれているものの、中国の重要性をより強く感じる有識者が増えているということは日本語教師の私の立場からも人ごとではありません。

語学を勉強する学生は時代・世相を表します。
バブルのころ、私はまだここにいませんでしたが、
日本語を勉強したい学生が多くて、教室が足りなくて困るくらいだったそうです。

その後落ち着いて、今学期の日本語のクラスを取っている
のは1年生(日本語のクラスです)から5年生までで約200名です。

同じ学部というかDepartmentの中に中国語、韓国語もあるのですが、
中国語はこれまで秋は300名強だったのが、去年よりも80名ぐらい増えて
400名を超えたそうです。

私の大学でも、東アジア地域の国の言語として日本語よりも中国語を重要しする学生が増えているのではないかと思われます。

中国/台湾系の移民の子で、いわゆる「継承語」として学ぶ heritage learnerが中国語の場合は日本語よりも多いということもありかもしれませんが。

日本語を取る学生も去年に比べて、微増ではあるんですが、
飛躍的に伸びているというわけではありません。

当然中国語のほうが教えるスタッフも多いんですが、日本語を学ぶ学生が
減るようなことがあると、日本語科のポジションも減ってしまうような
ことがあるかもしれません。

講師のポジションは、専任ですが、数年ごとに審査があって、更新されます。
私も来学期は5年目の審査があって、それによって8年目まで続くかどうかが
決定されます。そして、8年目のが最も厳しいとされています。その頃までに
日本語を学ぶ学生の数がどうなっているでしょうか。

来年はどういう調査結果になるか今からちょっと気になります。

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コメント(8件)

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>「日本」を挙げる割合が前年比17ポイント減の48%に急落
1年の間に17ポイントも減ってしまうなんて、相当な変化ですね。
中国が伸びるのは分かりますが、それに反比例で日本が縮んでしまわないように、政治的、経済的、文化的などなど、がんばらなければ・・・。
おい
2005/09/29 00:34
そうなんですよね。こんなに急な変化は89年43%→55%に増えた時以来です。そのときは、ソビエト崩壊、冷戦終結で、大きな世界政治的な変化があったときです。それから、ずっと、有識者回答は70%をキープしていたみたいです。そのくらい中国の重要度が急激に上がってきたってことのようですね。
ヒロシ
2005/09/29 03:25
ヒロシさんの職危うし!?
なんとか日本(語)を見なおしてほしいものです。
中国語と日本語を学ぶとしたらどちらのほうが簡単なんでしょうか。
楽ちんなほうを取っちゃいそうです。

そういえば私の母が日本にいる外国人対象でボランティアで日本語を教えています。レベルは違うけど。シルバー人材大活躍です。
スー
2005/09/29 14:41
危うしです(汗)。楽ちんな方はですねぇ。学生によると中国語のほうが文法が易しいという人が多いですが、真偽のほどは分かりません。自分には、声調だけで、かなりびびってしまうんですが。でも、日本語のクラスにも、中国語や韓国語話者が多いので、一度どちらもちゃんと勉強してみようと思っているんですがなかなか時間がなくて。。。。お母様ご活躍ですね。日本語教師でない、フツウの日本人の視点というのも学習者にはとても必要なものだと思っています。教える側も教わる側も面白い発見があるんじゃないでしょうかね。どうぞ、お元気で。
ヒロシ
2005/09/29 16:26
はじめまして
日本語よりも中国語の方が人気が高いというのは、少々悲しいですが、現実的な話をすれば、商売の取引をする相手としては日本の10倍も人口を有する国に人気があるのは当然のことかと思います。
日本は一対一で付き合うには信頼の置ける国でしょうし、日本の文化に関しても、古いものから新しいものまで関心を寄せている人は多いのではないでしょうか。
マーケティング的に言えば、中国には実益を求め、日本には精神性を求めているとすれば、日本語の魅力を文化に触れるための手段としてPRすることをお勧めします。
ヘルパー
2005/10/01 18:09
>ヘルパーさん
私の学校の場合の話で、全米で見た場合にはまたちょっと違うんですが、それはまた別記事にします。誤解のないように言いますと、別に米国人にとって中国が信頼できない国ということをこの調査が示していたわけではないと思います。それから文化も日本同様に古いものから新しいものまでありますし、必ずしも日本に精神性を求めて来る学生ばかりでもないんです。大学院の学生の中には、中国史を研究する上で必要だから日本語が必修になっている人もいるし、簡単にはわりきれない部分もあります。ところで、ヘルパーさんのブログも拝見させていただきたいのですが、URLを残していただけないでしょうか。
ヒロシ
2005/10/02 03:08
日中の人口の差や華僑の影響力を考えると、米国にとっての東アジアの最重要国(良くも悪くも)は、中国になっていくのだろうと思います。中国人の「移民しても馴染まない」という国民性と、白人社会に同化するのが早いモデル・マイノリティーとしての「日系人のおとなしさ」を知る米国人もいると思います。ただ、そのあたりの差異がわからない、要するに、中国人と韓国人と日本人の見分けすらつかないのが大多数のアメリカ人でしょうから、大国である中国に付くのは仕方がないかな。しかし、ブッシュべったりの小泉自民党が総選挙大勝利でアメリカのエスタブリッシュメントは喜んでいるだろうし、中国の軍事力は脅威だから、うーん、政治的軍事的なパワーゲームの枠組みでは、米国はまだまだ日本を必要としているとは思います。でも、このまま憲法改正へつっ走るのは悪寒がするほど気味が悪い。中国の反日デモも嫌だけど、日本の右傾化のほうがもっと恐ろしい。とりとめのないコメントですみません。
asianimprov
2005/10/07 16:23
asianimprovさん
確かに必要としているでしょうね。でもなんかこうそのべったりというか言いなりなので安心だと見くびられているというか、そんな気もしますよね。
ヒロシ
2005/10/08 03:49

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